【スパイク談義】プレデターって知ってる？（後半）

ハイ、皆さんこんにちは。
ノディです前回に引き続き紹介するのは
アディダス社のプレデターというスパイクです。

アディダス社のプレデターシリーズは
前回の記事でも説明したように

ベッカム選手らが愛用することになってから
瞬く間に中高生などの若い選手を中心に人気を博しました。

そして、プレデタープレシジョンの成功で
さらなる大人気スパイクが世界中のTVの前にお披露目を迎えます。

そう…

2002年日韓ワールドカップ開催！
（KOREA JAPAN）

この時期に合わせて開発されたのが

プレデターマニアです。

これは2002年日韓W杯に合わせて発売されたジャパンブルーモデルのプレデターマニア

アッパーはオールカンガルーで、履いていくうちにフィット感は抜群に！
特徴的なラバー部分はさらにインフロントキック時のスピンを増幅させるために
新たなスタイルに変わりました。
なんといっても、デザインが革新的。

当時はこのプレデターマニアが販売されるようになってから
スパイクにもカラーリングの幅が出て流通していったように思います。

ベッカムは「ホワイト&レッド」や
「オールレッド」のカラーリングを愛用し
やはりこのプレデターマニアにおいても
あの特徴的なベッカム履き（詳しくは前回の記事を参照）をしていました。

少し残念だったのが
僕たち日本人の一般的な足の型には細いシェイプだったこともあり
少しだけキツめのフィット感だったということです。

そこで僕のような当時学生だったプレイヤーには
ピッタリの廉価版が発売されていました。
それがプレデターマニックです。

マニックは日本の硬い土グラウンドに合わせた
ソールやヒールカウンター、ポイントを備えています。
商品名の最後にHGというアルファベットが付いています。
これはハードグラウンドの頭文字です。

※当時の僕自身は、その辺があまりわからなくて硬いグランドでFG用のマニアを履いていた時期もありました…。
ちなみにFGとはファームグラウンドの頭文字で、アジア圏以外の欧州の柔らかい芝のグランド向けのスパイクの名前に充てられるアルファベットです。

価格はプレデターマニアよりも少々安く（確か定価15,000円ほどだったような）設定されており
機能も日本人向けになっているというわけです。
これは僕みたいなお金のない当時の学生にはうってつけの商品！
それでもセールを狙わないと買えませんでしたが…（笑）

当然ベッカム履きを試したのですが、
ベッカム本人が履いているのは「マニア」
僕が履いているのは「マニック」
さすがにベッカム様と一般人の物では仕様が違うのか、
シュータンのずらし方など
本家本物のようにはうまく履きこなせなかったです。

しかしこのスパイク、
とにかくインフロントのキックで
ボールがグィングィン曲がる！（ような気がする）

つまりは自分がベッカムになった気分になっちゃうわけなんです。
僕自身も本人のキックフォームを真似して
大袈裟に手を降ってみたり
フォロースルーを控えめにしてみたり
ちょっと顔を歪めながら蹴ったりしてました（笑）

何が言いたいかというと…

憧れの選手がいて、
その人と同じスパイクを履いて
当然、その人と同じになりたいが為に、メチャメチャ練習するわけですよ。
1日に100回以上、壁やゴールに向かってひたすらフリーキックの練習を。

ベッカムのように、フリーキックを蹴りたいから。そうなりたいから。
「その商品が与える影響」っていうものが、
「その人の将来のスキルに結びついたりする」ところに、
僕はロマンがあるような気がするのです。

さて、ちなみにですが
このプレデターマニア（か、マニックか）
復刻版が販売されているようですね！
お金に余裕がある人は
あるいは懐かしいなぁという人は
是非チェックしてみてください