【ジュニア向け】サッカー少年・少女の正しいシューズ選びとは?

こんにちは!
ノディこと野田コーチと申します!


私がコーチを始めてから様々な現場で子供たちと向き合ってきましたが、残念ながらサッカーにはケガが付き物です。
小さい頃のケガで、プロサッカー選手になる夢をあきらめなければならなくなったプレーヤーも多く見てきました。

しかし、その子に合った正しいシューズ選びをすることで、起こり得る多くのケガを防げることも事実です。
その結果、心からサッカーを楽しめるようになり、メキメキ上達していくことでしょう。

このサイトでは指導現場で私が直に感じて学んできたことを、保護者の皆さんにわかりやすくお伝えできればと思っております。


1. スパイク? それともトレーニングシューズ?


⇒ スパイクとトレーニングシューズの違いは?

お母さん
お母さん

スパイクとトレーニングシューズは何が違うの?

ノディ
ノディ

スパイクは足の裏の滑り止め(スタッド)が鋭くなっていて、硬いです。ポイントが鋭いので、急なダッシュや踏ん張りが効きやすいです。

トレーニングシューズは足の裏の滑り止めがたくさんあり、ラバーで出来ていて柔らかいです。そのため、手入れが楽で、普段の運動靴としても使えます。

お母さん
お母さん

それぞれに良いところがあるのね!


スパイクとトレーニングシューズには、それぞれ履くメリットとデメリットがあります。
構造を見ながら、その特徴をつかんでいきましょう。



(1)スパイクの構造

Alpenグループサイト サッカースパイクの構造と素材より引用



スパイクの靴底の裏部分(③ソール)の素材には主に合成樹脂を使っています。
合成樹脂と言われてもパッとイメージしづらいかもしれません。
簡単に表現すれば「丈夫なプラスチック」でしょうか。
薄く軽い素材で作られることがほとんどで、軽量で頑丈ですが、その代わりにクッション性に乏しいので、その機能を中敷(⑦インソール)が補っています。
靴の表面部分(②アッパー)には動物性の皮(カンガルーや牛)や人工合皮や合成繊維といった様々な素材が使われています。

(2)トレーニングシューズの構造

トレーニングシューズの靴底の裏部分(④ソール)の素材には主にラバーを使っています。
スパイクと比べると少し重い素材ですが、素材自体が柔らかく、接地面積がスパイクのスタッドよりも多いので摩擦が均等にかかります。ジャンプした時などの着地時の衝撃も少ないです。
靴の表面部分(①アッパー)には人工合皮や合成繊維といった素材が使われています。
また、②トーの部分は頑丈に作られており、壊れないようにステッチ(裁縫)が施されているものが多いです。

(3)ジュニアサッカーではトレーニングシューズがオススメ

お母さん
お母さん

それぞれの特徴はわかったけど、結局どっちを履いたらいいの?

ノディ
ノディ

骨格や筋繊維が丈夫になっていない小学生年代まではトレーニングシューズをお勧めしています。

中学生年代までは、一般的にからだが充分に発達していない為、着地時の衝撃などで足の間接部分の軟骨や筋繊維を傷めがちです。(捻挫や剥離骨折、オスグット症、シーバー病など)

そして、残念ながら日本のグラウンドは殆どが固い土で出来ています。
欧米を始めとする海外と比べると柔らかな天然芝や人工芝のグランドは、まだまだ圧倒的に少ないです。

接地面が広く、ソールが柔らかくて衝撃の少ないラバー素材でできているトレーニングシューズは、ジュニア期にもってこいのシューズなのです。

お母さん
お母さん

そうなのね!
じゃあ買うときはトレーニングシューズを考えることにします!



2. プロ選手と同じスパイクが履きたい!

⇒ 憧れは大切だけど、第一に「こどもの将来」を考える

お母さん
お母さん

メッシ選手やネイマール選手が履いているスパイクってカッコイイですよね~ッ!
うちの子にも履かせたらうまくなるかしら?

ノディ
ノディ

プロが履いているモデルは、デザインや素材など申し分ないですよね!どれもカッコイイし機能性も高いです!

しかし、大人が履いているものが子どもにとっても同じように機能するとは限りません。怪我のリスクを少なく安全にプレーさせてあげることが、お子さんの将来の選手生活を明るいものにするのです。

お母さん
お母さん

確かに!
目先の利益を取るよりも、将来のためを思って理解してもらいます!

ノディ
ノディ

はい!
からだが大きくなって、間接や筋肉にかかる負担に耐えられるようになってからでも遅くは無いですよ!

それにトレーニングシューズも昔に比べてとてもレベルアップしています。見た目も機能も充実していますから、安心して選んでみてください。


子どもの足は大人が思う以上にとてもデリケートです。
激しい動きを伴う試合やトレーニングが多いサッカーでは、子どもの怪我のリスクをいかに抑えるかがとても重要なポイントになるのです。


3. ジュニア世代は「ゴールデンエイジ」の真っ只中

⇒ 足裏の感覚、神経の発達が著しい時期です

ノディ
ノディ

お子さんは技術を習得するのに大切な「ゴールデンエイジ」の真っ最中です。からだがどんどん成長するのと同時に、神経系統も著しく研ぎ澄まされていきます。

一般には5~9歳の幼児期を「プレ・ゴールデンエイジ」
10~12歳の時期を「ゴールデンエイジ」と位置付けています。
※別ページに詳細を載せる予定です


トレーニングシューズは足裏の感覚と技術を身につけるのに最適

近年、日本サッカー界は著しいレベルアップを遂げています。
その理由のひとつに「フットサルの普及」が考えられています。

欧米スペインや、南米ブラジルなど、このフットサルが大変普及している国々のサッカーレベルは、もはや説明するまでもありません。
フットサルのプレーは判断の早さが求められます。
判断するのにはボールを自在に扱う技術が不可欠で、そのひとつに足裏のコントロールがあります。

トレーニングシューズのソールは、広く平らにできているので
ボールを足の裏で捉えることに適しています。
素足に近い感覚でボールを転がすことができるシューズなのです。

4. まとめ


いかがでしたでしょうか?
シューズ選びは成長期のお子さんにとって、とても大切なポイントです。

購入するにあたって、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。


それではまた

ノディでした。

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